考え方

リフォームが日本に上陸した時期については今から50年ほど前と言われています。当時は、戦後から20年ほとが経過しており、戦後間もない頃深刻化していた住宅不足も解消され、住宅の供給も行き届いている頃でした。 当時リフォームの対象となった住宅は戦後間もなく建てられた住宅です。ただ、戦後間もない頃は、物資の供給が最優先で、人材はそちらに持って行かれ、しかも住宅の資材の供給も十分ではありませんでした。 そのため、住宅といっても質にはこだわらず、質より量という考えかたで、公営住宅が多く到底リフォームを前提とした造りではなかったのです。 リフォームを前提にした造りは、それから先の話だったのです。また、リフォームが市民権を得るようになるのもそれからさらに先の話なのです。

リフォームが市民権を得るようになってから、さまざまなカタチのものが出始めました。例えば、高齢化社会を象徴したかのように流行り始めたバリアフリーの設計のリフォームがあります。 近年、全国各地で起こっている地震やこれから起こるとされている関東大震災や、東海沖地震、東南海沖地震、南海沖地震、それ以外でも全国各地で起こり得る巨大地震に備えての耐震設計のリフォームも増えてきています。 また、核家族化が進む中で、祖父母の世代と孫の世代をつなぐ二世帯住宅のリフォームなども重要です。 さらに、老朽化に伴い、まだ使える柱だけは再利用して、他を新しくするというリフォームもあります。 これらは、その時代の社会問題や環境問題などと密接に結びついているのが特徴なのです。